ISO 55001 アセットマネジメントシステム(AMS)導入コンサルティング

維持管理からマネジメントへ

近年、日本においても社会インフラの老朽化とその維持管理が大きな課題となっています。

例えば道路、橋梁、トンネル、空港、港湾、上下水道施設や学校、病院、プラントなどは、損傷や劣化が軽微な段階で適切な維持・補修を行うことにより長寿命化、ライフサイクルコストの低減が期待できます。しかし、短期的コストの低減のため維持補修を先送りすれば将来世代が膨大な維持補修費用を負担することになります。

ISO 55001規格の意図

アセットマネジメントの国際規格ISO55001規格の意図は、組織がもつアセットを、コストとリスクとパフォーマンスの3つのバランスを考慮して、そのライフサイクル期間で最大のアセットの価値を生み出すことを意図しています。

アセットマネジメントのメリット

右の図は、アセットマネジメントを行うことによる便益を表したもので、ISOでアセットマネジメントの規格開発を行っている技術委員会TC251によって作成されました。

アセットは、組織の基礎となるものであり、よく統制された方法でアセットを管理することで、コストとリスクを最適化し、事実に基づいた適時適切な意思決定を行い、組織の目標にかなった価値を生み出すことができるようになります。

アセットマネジメントは、組織の継続、発展のための中心的な課題であり、単なるアセットの維持補修のみを目的とするような矮小化された概念で理解してはならないことを、この図は表しています。

JAAM(日本アセットマネジメント協会) HPより